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株式市況

◇東証大引け 日経平均は反発 米利上げ観測後退 キオクシアは大幅高

2026/07/03 15:44

 3日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比1010円92銭(1.47%)高の6万9744円07銭だった。米利上げ観測の後退が投資家心理を支えた。人工知能(AI)・半導体関連には持ち高整理や利益確定の売りが先行したものの、キオクシアが安値から急速に持ち直して上げ幅を拡大する展開になったのも相場を押し上げた。

 2日発表の6月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が市場予想ほどは伸びなかった。米景気は堅調を保ちつつも米連邦準備理事会(FRB)が利上げを急ぐほどではないとの見方から、消費関連株などに買いが向かった。東京市場でも商社や医薬品のほか、小売りの一角などAI・半導体関連と比べて株価上昇が出遅れていた幅広い銘柄へ買いが入った。

 後場に入ると日経平均は一段と騰勢を強め、大引けにかけて上げ幅を広げる展開になった。このところ半導体株主導で日経平均との連動性を強めている韓国総合株価指数(KOSPI)が大幅高となったのにつれ、日本株への買いも株価指数先物主導で増えた。

 前日の米株式市場での半導体関連の下げが波及し、日経平均は朝方には1100円下げる場面もあった。3日は独立記念日の振り替え休日で米国の株式、債券、商品市場が休場となる。東京市場では短期筋中心の売買で振れ幅が大きくなり、日中値幅は2178円となった。個別ではキオクシアが朝方に11%安となった後は一転して買いが優勢になり、後場は10%高となった。アドテストや東エレクも上昇に転じた。

 6月末以降のリバランス(資産配分の調整売り)に加えて、モメンタム(勢い)重視の短期資金の一部が退出したことでAI・半導体関連株の調整は深まりつつあった。しかし、AI・半導体を取り巻くファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の悪化を映すものではないとして、押し目買いを入れる投資家も少なくなかった。

 東証株価指数(TOPIX)は5日続伸した。終値は前日比49.62ポイント(1.24%)高の4064.60だった。JPXプライム150指数も5日続伸し、16.61ポイント(0.99%)高の1695.74で終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で11兆8974億円、売買高は22億5276万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1226と全体の8割近くだった。値下がりは291、横ばいは41だった。

 ファストリ、リクルート、スクリン、ロームが上昇した。一方、ソフトバンクグループ(SBG)、信越化、大塚HD、KDDIが下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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